グリーン調達って何?CSR調達との違いは?
こんにちは!アインズ株式会社です。
前回の記事では「CSR調達とは何か?」についてまとめました。
今回は、引き続き「CSR調達」と似たような
「グリーン調達」という考え方についてまとめていきたいと思います。
前回の記事↓
グリーン調達とは?
では、まず概要から見ていきましょう!
グリーン調達とは、企業が製品の原料や資材を調達するときに
自然環境への負荷が小さいものを優先的に購入することを指します。
グリーン調達では、各国で規制されている化学物質を含む製品や、
製造過程で有害化学物質を排出する原料、資材の購入を避けます。
CSR調達とグリーン調達の大きく違う点は、
CSR調達が労働問題や人権問題、環境問題など
すべての社会課題へ配慮した資材調達であるのに対して、
グリーン調達は自然環境への配慮のみに焦点を当てているという点です。
グリーン調達を行うメリット
グリーン調達を行うメリットを、
・納入企業(資材・原料を購入する側)
・サプライヤー(資材・原料を供給する者)
に分けて見ていきましょう。
※少しわかり辛い分類名ですが、
他の色々な解説サイトで使われていた
「納入企業」「サプライヤー」という表記を使っていきます!
<納入企業(資材・原料を購入する側)>
世の中では、環境に配慮した製品の需要が高まっています。
需要が高まっているというより、
当たり前になりつつあると言った方が近いかもしれません。
世の中で広まっていますよね。
朝日新聞社が全国5000人に行った調査によると、
「SDGs」という言葉を聞いたことのある人は
2019年8月で約33%でしたが、2020年12月には約51%まで増加しています。
今後も世の中で同じ流れが続くと、
環境に配慮した製品やそういった製品を作る企業がますます当たり前になります。
逆に、環境に配慮していない製品や企業は需要がなくなり、
市場から淘汰されていく可能性があります。
納入企業がグリーン調達を行うということは、
市場の中で優位なポジションを保つというメリットをもたらします。
<サプライヤー(資材・原料を供給する者)>
グリーン調達はサプライヤー側にもメリットをもたらします。
サプライヤーが、グリーン調達を求める企業に資材を提供することで
企業としての信頼性が上がり、収益が増加する可能性があります。
ただ、サプライヤーは中小企業も多いことから
企業によってはグリーン調達への対応に
コストや人を割けないというデメリットもあります。
私の会社でもグリーン調達に取り組んでいるのでは?
ここまでまとめてきて気付いたことは、
当社の活動もグリーン調達にあてはまるのではないか?ということです。
というのも
ある日、積極的に環境保護を推進している企業から、当社宛にご相談がありました。
その内容は「PP加工(紙の上にプラスチックフィルムを貼る技術)と
同じようなことを、プラスチックを使わない方法でできないか?」ということでした。
ご相談を受けた2020年は、脱プラスチック時代の幕開けともいえる時期です。
私たちは、ニス会社と相談して試行錯誤を重ねながら
プラスチックの使用量(体積)を当社比15分の1に抑えた表面加工
「脱プラ印刷」を開発しました。
今思うと「脱プラ印刷」を他の企業に提供することは
まさにサプライヤーとしてのグリーン調達と言えるのではないかと思います。
とはいっても…
グリーン調達には様々なガイドラインがあるようです。
そのあたりの知識は私の理解度では難しくてまとめられませんでした。
引き続き勉強をして、
私がレベルアップした際は記事にまとめていきたいと思います!
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