【SDGsで印刷物を作ろう!】琵琶湖環境ペーパーを紹介します
さて、SDGsを通じた社会課題解決に興味を持たれている方を対象に、印刷で出来るSDGsへの貢献を紹介していくシリーズ、第4回は「琵琶湖環境ペーパー」です。
琵琶湖は古来より、京阪神への水源であると同時に、滋賀県は東海道、中山道の結節点にあたることから重要な交通の要衝でした。
現在も、琵琶湖は観光地として、水産資源の宝庫として、滋賀に恵みをもたらしています。
琵琶湖と環境問題
暖冬の影響によりこの2年間、琵琶湖は全層循環――別名「琵琶湖の深呼吸」が確認されていないという、過去にない状況になっています。
全層循環は、冬場に冷えた表層の水が沈下し、底層の水と混ざり合い、湖底まで酸素が行き渡る現象。
今のところ生物への影響は確認できていませんが、琵琶湖の環境が懸念されています。
そういった琵琶湖の環境問題の解決のためになるのが「琵琶湖環境ペーパー」です。
SDGsとのかかわり
琵琶湖環境ペーパーは寄付金付き用紙。寄付金は琵琶湖を守るために役立てられます。
湖の水環境や生態系の保全、水源を支える森林づくり。
船での体験学習、琵琶湖博物館の展示など、琵琶湖に関連する教育や文化を育てるのにも使われます。
SDGsの目標としては以下が該当します。
14.海の豊かさを守ろう
【ターゲット14.1】2025年までに、海洋ごみや富栄養化を含む、特に陸上活動による汚染など、あらゆる種類の海洋汚染を防止し、大幅に削減する。
→琵琶湖の水環境や生態系の保全
15.陸の豊かさも守ろう
【ターゲット15.4】2030年までに持続可能な開発に不可欠な便益をもたらす山地生態系の能力を強化するため、生物多様性を含む山地生態系の保全を確実に行う。
→水源を支える森づくり
12.つくる責任 つかう責任
【ターゲット12.8】2030年までに、人々があらゆる場所において、持続可能な開発及び自然と調和したライフスタイルに関する情報と意識を持つようにする。
→船での体験学習、琵琶湖博物館の展示
引用:グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン
琵琶湖環境ペーパーとは
琵琶湖ペーパーを選んでいただくと、その販売金額の一部が琵琶湖の環境保全のために寄付される仕組みです。
この仕組みでは、
・お客さま(用紙利用者)
・紙屋さん(用紙代理店)
・アインズ
の3者から、「マザーレイク滋賀応援寄付条例」に基づき寄付されます。
「マザーレイク滋賀応援寄付条例」は、滋賀県が歴史的文化財や琵琶湖を守るために行っている取り組み。草津市で開かれるイナズマロックフェスティバル(2015年)でも、西川貴教さんがこの条例に基づき、売上金を寄付していますね。
寄付金額は、紙1kgあたり6円。琵琶湖環境ペーパーは童話「ハチドリのひとしずく」のような存在です。金額の多い少ないはありますが、この内容に賛同いただき印刷用紙を採用していただくことが大切なことです。
環境活動とは、今、私たちにできることは何なのか、何かできることがあるのではないかと考え、行動に移すことなのではないでしょうか。この取り組みに対して、理解いただき、仲間が増えれば大きな力となります。
同じ買うなら琵琶湖にエコを合言葉に支援の輪を広げていきます。
琵琶湖の環境を守ることは、滋賀県が生産拠点である、私たちの使命です。
まとめ。なにより琵琶湖の魚はおいしい。
真面目な記事になりましたが、私が琵琶湖を守っていきたい動機としては、「食」という部分が大きいです。人間の三大欲求。湖の幸はおいしい。
なんといっても湖の幸といえば「鮒ずし」。琵琶湖でとれるニゴロブナ(フナの一種)から作られる発酵食品で、滋賀県の名物です。
鮒ずしには発酵食品らしい香りや酸味があります。お茶漬けにすると独特の旨みがお茶とごはんに広がって美味しいですよ!
ここまで本記事を読んでいただいた方には、まず琵琶湖の魚を味わっていただき、食から琵琶湖を知っていただくのがオススメです。
次回以降もSDGsに貢献できるアインズの印刷方法、それ以外のサービスを紹介していきます。
◆アインズの公式ホームページはこちら
http:// https://www.shiga-web.or.jp/eins/
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