【SDGsで印刷物を作ろう!】琵琶湖環境ペーパーを紹介します

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さて、SDGsを通じた社会課題解決に興味を持たれている方を対象に、印刷で出来るSDGsへの貢献を紹介していくシリーズ、第4回は「琵琶湖環境ペーパー」です。

 

琵琶湖は古来より、京阪神への水源であると同時に、滋賀県東海道中山道の結節点にあたることから重要な交通の要衝でした。

現在も、琵琶湖は観光地として、水産資源の宝庫として、滋賀に恵みをもたらしています。

 

琵琶湖と環境問題

暖冬の影響によりこの2年間、琵琶湖は全層循環――別名「琵琶湖の深呼吸」が確認されていないという、過去にない状況になっています。
全層循環は、冬場に冷えた表層の水が沈下し、底層の水と混ざり合い、湖底まで酸素が行き渡る現象。
今のところ生物への影響は確認できていませんが、琵琶湖の環境が懸念されています。

 

そういった琵琶湖の環境問題の解決のためになるのが「琵琶湖環境ペーパー」です。

 

SDGsとのかかわり

琵琶湖環境ペーパーは寄付金付き用紙。寄付金は琵琶湖を守るために役立てられます。

湖の水環境や生態系の保全、水源を支える森林づくり。

船での体験学習、琵琶湖博物館の展示など、琵琶湖に関連する教育や文化を育てるのにも使われます。

 

SDGsの目標としては以下が該当します。

 

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14.海の豊かさを守ろう
【ターゲット14.1】2025年までに、海洋ごみや富栄養化を含む、特に陸上活動による汚染など、あらゆる種類の海洋汚染を防止し、大幅に削減する。
→琵琶湖の水環境や生態系の保全

 

15.陸の豊かさも守ろう
【ターゲット15.4】2030年までに持続可能な開発に不可欠な便益をもたらす山地生態系の能力を強化するため、生物多様性を含む山地生態系の保全を確実に行う。
→水源を支える森づくり

 

12.つくる責任 つかう責任
【ターゲット12.8】2030年までに、人々があらゆる場所において、持続可能な開発及び自然と調和したライフスタイルに関する情報と意識を持つようにする。
→船での体験学習、琵琶湖博物館の展示

 

引用:グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン

http://www.ungcjn.org/index.html

 

琵琶湖環境ペーパーとは

琵琶湖ペーパーを選んでいただくと、その販売金額の一部が琵琶湖の環境保全のために寄付される仕組みです。

 

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この仕組みでは、

・お客さま(用紙利用者)

・紙屋さん(用紙代理店)

・アインズ

の3者から、「マザーレイク滋賀応援寄付条例」に基づき寄付されます。

 

「マザーレイク滋賀応援寄付条例」は、滋賀県が歴史的文化財や琵琶湖を守るために行っている取り組み。草津市で開かれるイナズマロックフェスティバル(2015年)でも、西川貴教さんがこの条例に基づき、売上金を寄付していますね。

 

寄付金額は、紙1kgあたり6円。琵琶湖環境ペーパーは童話「ハチドリのひとしずく」のような存在です。金額の多い少ないはありますが、この内容に賛同いただき印刷用紙を採用していただくことが大切なことです。

 

環境活動とは、今、私たちにできることは何なのか、何かできることがあるのではないかと考え、行動に移すことなのではないでしょうか。この取り組みに対して、理解いただき、仲間が増えれば大きな力となります。

 

同じ買うなら琵琶湖にエコを合言葉に支援の輪を広げていきます。

琵琶湖の環境を守ることは、滋賀県が生産拠点である、私たちの使命です。

 

まとめ。なにより琵琶湖の魚はおいしい。

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真面目な記事になりましたが、私が琵琶湖を守っていきたい動機としては、「食」という部分が大きいです。人間の三大欲求。湖の幸はおいしい。

 

なんといっても湖の幸といえば「鮒ずし」。琵琶湖でとれるニゴロブナ(フナの一種)から作られる発酵食品で、滋賀県の名物です。

 

鮒ずしには発酵食品らしい香りや酸味があります。お茶漬けにすると独特の旨みがお茶とごはんに広がって美味しいですよ!

 

ここまで本記事を読んでいただいた方には、まず琵琶湖の魚を味わっていただき、食から琵琶湖を知っていただくのがオススメです。

 

次回以降もSDGsに貢献できるアインズの印刷方法、それ以外のサービスを紹介していきます。

 

アインズの公式ホームページはこちら

http:// https://www.shiga-web.or.jp/eins/

 

参考ページ

www.biwako-visitors.jp

 

グラフィックデザイナー3年目の「スキなもの履歴書」

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印刷会社の新商品開発部門として、コロナ対策の商品の開発が進んでいます。
例えば、エレベータのボタンや手すりなど、不特定多数の人が触っているものに触れたくない人用のマルチフック「cat cha(キャッチャ)」。
みんな大好き「猫のしっぽ」をモチーフにした、ゆるかわなデザインです。

 

マーケティング部ではこういう商品を日々考えていて、
商品アイデアを形にするためにデザインやパッケージの担当者が在籍しています。

 

「cat cha」のデザインを考えたのは、グラフィックデザイン担当の谷口さん。
今回は谷口さんの持つ価値観や世界観を伝えるため、
彼女のフェイバリットを子供の頃から紐解いてみよう、という記事になります。

 

 前書き

さて、本ブログではアインズや働く人の価値観を伝えたいと思っています。


しかし、「どんな価値観を持って仕事をしていますか?」というお題に答えるのは、人によっては正直難しいところです。

 

一方、「好きなものは?」という質問なら結構答えやすい。
その人の価値観って、その人が「好き」と感じて選び取ったモノの中から、
じんわりと染み出すものかなと思うんです。

 

そこで、アインズでは従業員にフェイバリットを答えてもらうシリーズ

「スキなもの履歴書」を通して働く人の価値観を伝えていきます。(不定期)

 

◆第1回

momonose-eins.hatenablog.com

 

グラフィックデザイナー3年目の「スキなもの履歴書」

グラフィックデザイナーとして入社3年目の谷口さんに聞いていきます!

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Q. 子供の頃好きだったことを教えてください!


――昔から絵を描くことが好きな子供でした!
小学生くらいの時は、「なかよし」とか、「ちゃお」とかの絵を真似して描いていました。ちょうど「ぴちぴちぴっち」、「ミルモでポン!」等が連載されていた時代です。これわかる人は同世代ですね。

 

絵を描くことを、デザインの方面に生かそうと意識したのは大学からです。小・中学生の頃は、特に自分の進路について全っ然考えていませんでしたが、大学受験の時に、やっぱり自分は絵を描くことや、物作りが好きだなと思い、成安造形大学に入りました。

 

 

Q. どんなデザイン・モチーフ・色合い…etcが好きですか?


――小さい時から動物に囲まれて暮らしてきたので、その影響もあってか、モチーフには動物を使ったものを提案することが多いです。

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ハチドリと花

もちろん動物ばっかりじゃありませんが、提案の2案目、3案目に入っていることが多いかな? 動物の中では特に「猫」が大好きです!デスク周りにはちょこちょこ猫グッズを置いては仕事の合間に癒されています。あとは草花のモチーフも好んで提案しますね。

 

グラフィックの表現としては「切り絵」が特に好きで、そこから動物、草花のモチーフの発想を拝借しています。

 

 

Q. 切り絵のどういうところが好きですか?


――切り絵は動物や草花、自然を題材にした作品も多く、すごく私のデザインの練習になるんです。

 

例えば、図案のモチーフの輪郭を残して切り抜く部分と、切り抜かずに紙を残す部分、つまり白い部分と黒い部分が、どちらかに偏りすぎないように仕上げる方法は…?

紙のフレームの中に植物や動物を、綺麗に見えるように収める方法は…?

 

こういうことを考えながら、制作作業を繰り返すことで、デザインのバランス感覚が培われている気がします。図案は自分で考えたり、プロの作家さんのを再現してみたりして、少しずつ自分の表現を磨いています。

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クジラの切り絵

プロの方では、garden(ガーデン)さんという切り絵界隈では有名な方の切り絵が好きです。gardenさんの作品に最初に出会ったのが、本屋さんで手芸や切り絵のコーナーをチェックしていたとき。偶然彼女の本を見つけました。

その本では植物と動物をテーマにした図案を集めていて、個人的に線が細い柔らかい感じのタッチが、すごく私好みで。そこから彼女の公式HPに掲載されている図案を見るうちに、ファンになりました。


お気に入りのmidoriの手帳に、gardenさんの切り絵パターンを挟んでいます。

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切り絵は作るのに集中すると、休みの日を丸々使って一気に仕上げることもあります。
黙々と作品を作るという行為がそもそも好きですね。

 

Q. 他にしている活動があれば教えてください。

――イラストや切り絵の他にも、アクセサリーや消しゴムはんこが好きでよく作っています。アクセサリーは、以前は彦根の雰囲気のいい雑貨屋さんに出品していました。

情報収集と趣味を兼ねて、毎年デザフェスに足を伸ばしています。今年はコロナのせいで中止になりましたが、次回が楽しみです。

 

以上。

改めてまとめると、谷口さんの引き出しの多さと、世界観が伝わってきました。
地味に私と正反対の部分があり(もものせは、りぼん派&犬派)、相容れなさを感じたりしつつ(笑)、お話が聞けて面白かったです!


また、冒頭の猫のマルチフック「cat cha(キャッチャ)」は現在開発中。なかなか強度をクリアするのが難しかったですが、一歩ずつ発売に向けて進んでいます。

ちなみのこの商品の紙の表面には、菌を寄せ付けない「抗菌印刷」という加工がしてありますよ。

momonose-eins.hatenablog.com



 「スキなもの履歴書」シリーズは地味に続けていきたいですね。

引き続きよろしくお願いします。

 

 

オンラインショップで「ハココレ」シリーズ販売中

http://www.eins-eco.shop/

 

アインズの公式ホームページはこちら

https://www.shiga-web.or.jp/eins/

【ルーツ探訪】パッケージプランナー2年目のルーツを辿る

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「ハココレ」が一般の方の手に届くよう、少しずつオンラインショップの環境を整えはじめました。

ショップをメインで動かすことになったのは、入社2年目のパッケージプランナー村上さんです。
今回は、村上さんの担当している「ハココレ」を紹介がてら、彼女のルーツを辿りました。

 

ハココレとは 

 
「ハココレ」とは、アインズの「ハコ」のブランドです。

 

2015年から、幕張メッセで開催される展示会に照準を合わせ、アインズの印刷技術を活かしたハコを制作してきました。

 

今年1月の展示会では「枯山水」をコンセプトに据え、日本庭園風のハコ庭ブースを造園。新作のハコを非売品としてお披露目しました。

 

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その後半年ほど、ハコの製品化に向けて水面下での活動が続き、ついに今月、愛すべきハコ達をオンラインショップで販売するまで漕ぎつけました!

 

オンラインショップでは、展示会に出展していたハコの中から特に反響のあった、

Furoshiki(フロシキ)、Vase Garden(ベースガーデン)を一般向けにリリースします。

 

ハココレシリーズの販売はアインズとして初めてのチャレンジですので、手に取っていただけるか、もうドキドキです。

 

 

Froshiki(フロシキ)

1枚のテキスタイルが洋服やバッグに成形されていくように、1枚の紙が展開図とともに、ハコに組み立てられていく過程も含めて楽しんでいただきたい、そんなハコ。

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Vase Garden(ベースガーデン)

水の入った小瓶を内に入れると一輪挿しになるハコ。

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これらはSDGs対応の印刷加工技術「脱プラ印刷」を表面加工として施しています。

 

momonose-eins.hatenablog.com

 

 

パッケージプランナーのルーツが知りたい

私の習慣に好きなアーティストのルーツ(影響元)を調べるというのがあります。予想していたジャンルや人が出てくると共感したり、知らないものが出てくると自分の勉強になったり...。

 

なによりそのアーティストに対するスキという気持ちが高まります

 

そこで今回は、ルーツ調べをアインズのパッケージプランナーである村上さんに行いました。

 

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 (顔出しNGです!)

 

Q. ずばり、ハコに関わるようになったルーツを教えてくれますか?

 

大学のときは、立体の造形を学んでました。在学中はあまりパッケージに興味なかったんです。

でも、とある造形系の授業で「パッケージってすごい」と思った記憶があり、それが今の仕事につながっている気がします!

 

――ほうほう、どんな授業だったの?

 

ポッキーのパッケージを展開図になおして、自分で同じものを再現するという授業でした。

そこで気付いたのが、パッケージは、紙の断面の厚みを考慮して展開図を作ることで、初めて立体時に均一なプロポーションが完成するということです。

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その気づきの体験をきっかけに、立体と平面を行き来して考えなければならないパッケージの奥深さに惹かれまして...なんだかんだ今に至ります。

 

――なるほどです!パッケージには目に見えない奥深さが込められていると...

 

Q. 今回リリースするハココレシリーズの中ではどのハコを考えたのですか?推しハコもあれば教えてください!

 

Froshiki(フロシキ)の丸い方です!他のは、社内の別のデザイナーの方が考えました。ノリやハサミを使わずに作れる形を目指しているうちに、丸っこい感じになりました!

推しのハコはうーん...どの子も可愛くて選べません!という回答で大丈夫ですか(笑)?

 

Q. ちなみに普段はどういう風にパッケージのことを勉強しているんですか?

 

最近だと、Amazonで300円で買ったこの本を見て勉強してます!事例が125個も載っているうえ、イラレの展開図データもついていて、超オススメです。

 

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以上です。村上さん、ルーツを教えていただきありがとうございました!
 
村上さんと話していてとっても勉強熱心な人というのがビシビシ伝わってきました。彼女は、現在はオンラインショップ上で公開する、ハコの組み立て方動画を鋭意作成中。近日公開に向けて頑張っています。 

 

以上

ハココレのオンラインショップ販売という初めての経験がどうなるのか、ワクワクです。
もっともっと、ショップのデザインや魅せ方など洗練させ、世界観が深まっていくと良いなと思います。
以上、ハコに興味ある方は以下サイトからご覧くださいませ。

 

オンラインショップで「ハココレ」シリーズ販売中

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【自己紹介】アインズがブログを始めた理由

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どうも、私たちは滋賀県にあるアインズという印刷会社です。
今回は自己紹介を兼ねて、ブログを始めた理由を整理したいと思います。

 

「なぜブログをやるのか?」というのは、
本ブログを始める前に上司に、口酸っぱく言われたセリフ。

 

今後、悩みのドツボに入り込んでしまったとき、
周りからこのブログの必要性の説明を聞かれたとき、
いつでも原点に立ち返れるよう、書いてみました。

 

 

会社のこと

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アインズは滋賀県竜王町(人口約12000人)の中小企業。
ポスター、チラシ、パンフレット、DM、パッケージなどの
デザインから印刷まで一貫して携っています。

 

創業143年で、滋賀県という地域の中ではそれなりに歴史がある会社。
印刷物を作る工場は滋賀県にありますが、
営業所は東京、大阪、名古屋など各地に散らばっています。

 

なぜブログをはじめたの?

アインズの自己表現の場を広げよう!そして表現力を鍛えよう! と思って始めました。

 

思えば、いままでアインズは広く消費者へ直接PRする商品や方法がありませんでした

印刷業界全体を見渡すと、その会社独自の技術力やアイデアを活かした商品、例えば文房具、雑貨などを作って、それを宣伝する自社のメディアを持っている会社もありますよね。

 

しかし、アインズが扱うのは基本的にすべて企業向けの印刷物。
もちろんそれは尊い仕事です、でも性質上、ネット上で皆さんにお見せできない内容が多く、
アインズの良いところを広くは知ってもらえていない状況だったのです。

 

と こ ろ が

最近若い人材の影響で、これまでの流れが変わってきました。

 

アインズに来た若い人材たちは、
基本的に自分の「作品」を世の中に出したい!お役に立ちたい!という欲求がすこぶる高い。

 

企業向けの商品を作る(繰り返しますがそれはそれで尊い仕事)だけでは、どうしても直接得られる反応が限られているため、作品を見せたい!というエネルギーが、収まらなくなってきちゃったのです。

 

そしてアインズでは、若いエネルギーに触発され、
アインズから一般の方へ直接届くような商品開発も行って、もっと自分たちのことを知ってもらおう!というムードが広まりました。

 

その流れの中で、表現のエネルギーの「器」として誕生させたのが、このブログです。
「私たちはここにいるよー!!!」という、滋賀という片田舎からメッセージです。

 

なにを投稿するの?

ひとつは、アインズ自慢の印刷技術。

もうひとつは、上で述べたように、若い人材が考えるアイデア

 

イデアは、リアルな「暮らし」にかかわるものを、と考えています。
アインズでは、これまで「暮らしに関わる仕事がしたい」という思いをずっと抱えてきました。


その思いが生まれたのは、2011年の東日本大震災
きっかけはアインズの事業統轄者が、被災地へのボランティアとして参加したことでした。

事業統轄は、そのボランティア経験の中で、ボランティアとしてだけではなく、仕事としても復興に役立つ活動がしたいと考えていました。しかし、普段の仕事に忙殺され、会社としてやるべきことを実現できず日が流れ、それが心残りに...。

 

印刷会社として、世の中で本当に必要とされる仕事をやりたい!


そこで、これからは日々の印刷の仕事に加え、
世の中でリアルタイムに必要とされるもの=「暮らし」にかかわる印刷物をつくりたい、という考えが生まれました。

 

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「抗菌印刷」を使用した、抗菌マスクケース。感染症対策のアイテムとしてアインズがリアルタイムに発信しているプロダクト。

 

書いてる人のこと

 

今年から商品開発担当者になった「もものせ」です。


実は昨年まではイベント関連の仕事が多く(マルシェとかコンテストとか)、
印刷のことはあまり詳しくありません。


このブログで印刷技術を発信しながら、読者の方と一緒に学んでいきたいと思っていますので、よろしくお願いします。

 

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もものせが現在開発中のプロダクト。「大喜利印刷プロジェクト」に参加したことで生まれた。

 

まとめ

以上、本ブログの自己紹介と、ブログを始めたきっかけでした。


私と同じように社内のブログ担当者となった方や、
地域の中小企業の方、
新商品開発に携わる方、
印刷技術に興味のある方など、
色々な方に読んでいただけますと幸いです。

 

ではでは、引き続きよろしくお願いいたします。

 

抗菌印刷を使った「抗菌マスクケース」のサンプルについて

お問い合わせフォームから連絡いただけますと、サンプルを差し上げています!お気軽にどうぞ~。

 

アインズの公式ホームページはこちら

https://www.shiga-web.or.jp/eins/

 

【SDGsで印刷物を作ろう!】脱プラ印刷とは?

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さて、SDGsを通じた社会課題解決に興味を持たれている方を対象に、印刷で出来るSDGsへの貢献を紹介していくシリーズ、第3回は「脱プラ印刷」です。

 

近年、プラスチックごみの問題が深刻化しています。テレビでもその問題を訴えるニュースを取り上げることが多くなりました。

 

世界全体の危機感が増しています。今回はプラスチックごみ問題に焦点を当てて、「脱プラ」のために印刷ができることを紹介していきます。

 

 

SDGsとの関わり

「脱プラ印刷」は、PP加工という印刷加工技術に代わる新しい技術です。

 

このPP加工は将来的に枯渇すると言われている"石油"由来のプラスチックを使用しています。脱プラ印刷は、PP加工の欠点であるプラスチックの使用をしないことで、「持続可能性」の低さを乗り越えた新しい印刷技術です。

(PP加工は次の項目で説明)

 

「脱プラ印刷」は、SDGsの目標で言うと

9「産業と技術革新の基盤をつくろう」、11「住み続けられるまちづくりを」に沿った技術と言えるでしょう。

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SDGsと「脱プラ印刷」の関係を、ピンポイントで表すターゲットは次が挙げられます。

 

【ターゲット9.4】

2030 年までに、資源利用効率の向上とクリーン技術及び環境に配慮した技術・産業プロセスの導 入拡大を通じたインフラ改良や産業改善により、持続可能性を向上させる。

 

【ターゲット11.3】

2030 年までに、包摂的かつ持続可能な都市化を促進し、すべての国々の参加型、包摂的かつ持続可能な人間居住計画・管理の能力を強化する。

 

引用:グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン

http://www.ungcjn.org/index.html

 

9.4の場合は「資源利用効率の向上とクリーン技術及び環境に配慮した技術」に、11.3の場合は「持続可能な都市化を促進」する方法に「脱プラ印刷」があてはまります。いずれも目指す方向に、持続可能性の向上・強化があります。

 

脱プラ印刷の特長

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上にも書きましたが、

「脱プラ印刷」をオススメする理由、それは石油由来のPP加工の代わりになるから。

 

PP加工とは、印刷用紙の表面に行うコーティングのこと。

服屋さんのショッパーとか、お菓子のパッケージとか、日常のありとあらゆるところで目にすることができます。

PP加工のいいところは、紙の表面にツヤツヤした質感やマットな質感を与えて見た目に美しくできること、表面に傷がつきにくくなるということです。

 

しかし、PP加工に使うPP(ポリプロピレン)は、石油から作られるプラスチックの一種。SDGs的な目線で見ると、埋蔵量が有限の石油を使うPP加工の使用はイマイチ推奨できません。

 

そこで生まれた脱プラ印刷は、PP加工と同等の強度と見た目を印刷物に持たせつつ、石油の使用という環境への負荷を減らすことができます。

 

環境に優しくて見た目もキレイな印刷なのね!

 

脱プラ印刷に関する時代の流れ

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また、脱プラ印刷をSDGs的に推進する理由は、PP加工の代替になるというだけではありません。

脱プラ印刷が、世界的に問題視されている「海洋プラスチック問題」という時流に沿った印刷方法だからです。

 

今、世界的に「プラスチックの生産を減らそう!」という姿勢が強くなってきています。

プラスチックが、きちんと処理されずに自然環境に流出した結果、河川を通して海に流れ込むのが海洋プラスチック問題です。

 

プラスチックは身近なモノでは食品包装や食品トレイ、ストローなどあらゆるところで使われ、目にしない日はありません。上でも述べた通り、紙の表面加工にも使われることもあります。

 

海中で魚や海鳥、アザラシなど哺乳類が誤ってプラスチックを食べてしまったり、レジ袋が体に絡んで身動きが出来なくなったり…

適切に処理されなかったプラスチックが生き物に被害を与えた出来事は枚挙にいとまがありません。

世界経済フォーラムの報告書(2016年)によると、2050年までに海洋中に存在するプラスチックの量が魚の量を超過するとも予測されているんです(重量ベース)。

 

海洋プラスチックを生み出しているのは誰?

海洋プラスチック問題の原因の一端は、日本にもあるのではないか?そう懸念する声もあります。

 

基本的に、海洋プラスチックは主に急激な経済発展をしている途上国においてプラスチックごみが適切に処理されていないことが原因で、日本の海洋へのプラスチックごみの流出は少ないとされています。

(日本ではゴミが適切に回収され、焼却率が高く、ゴミを放置することは稀なため)

 

あれ? 日本だけを見れば、一見問題ないような...。一体何が問題なの?

 

実は、日本は処理体制が整っていない途上国に廃プラスチックをリサイクル用資材として輸出しています。日本で生産したプラスチックが、まわりまわって海に流出しているかもしれない。

そこで、プラスチックの輸出自体を見直すべきではないか、そう問いかける声があるのです。

 

「脱プラ印刷」は、海に流出するプラスチックの直接的に削減にはなりません。

(あくまでPP加工に代わる技術なので)

しかし海洋プラスチック問題を前にして、

「出来るところからプラスチックの使用を減らそう!」という社会に対するメッセージの発信になります。

 

まとめ

少し長くなったので、脱プラ印刷をまとめます。

 

  • PP加工の代替となり、限りある石油燃料に依存しない持続可能な社会づくりを支える技術
  • SDGsの目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」、11「住み続けられるまちづくりを」に対応する
  • 「海洋プラスチック問題」という世界的な社会の動きに沿った技術

 

今、アインズでは化粧品メーカーなどへ、PP加工から「脱プラ印刷」への切り替えをおすすめしています。少しずつですが、脱プラ印刷への共感を得られるよう、今後も頑張っていきます!

 

次回以降もSDGsに貢献できるアインズの印刷方法、それ以外のサービスを紹介していきます。

 

引き続きよろしくお願いします~!

 

 

脱プラ印刷のサンプルについて

お問い合わせフォームから連絡いただけますと、脱プラ印刷のサンプルを差し上げています!お気軽にどうぞ~。

 

アインズの公式ホームページはこちら

https://www.shiga-web.or.jp/eins/

 

参考ページ

www.wwf.or.jp

アフターコロナは、抗菌を印刷のスタンダードにしよう

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新型コロナ問題を受けて、公衆衛生の向上が求められる今、黄色ブドウ球菌大腸菌など、病原菌(一部)の繁殖を抑制できる「抗菌印刷」の注目が高まっています。

 

そんな抗菌印刷を、滋賀の印刷会社のアインズ株式会社が紹介します。

 

 

抗菌印刷とは?

抗菌の定義

抗菌=菌の住みにくい環境をつくることを意味します。

巷では「殺菌」や「滅菌」、「抗菌」というワードを謳う商品であふれていますが、これらのワードは少しずつ意味が違います。今回扱う「抗菌印刷」の「抗菌」は、以下のように定義づけられています。

 

「抗菌」とは菌を長時間増やさないようにすることを、抗菌といいます。菌を一時的に死滅、除去する殺菌、除菌とは区別されます。

 

JIS(日本工業規格)では、加工されていない製品の表面と比較し、細菌の増殖割合が100分の1以下(抗菌活性値2以上)である場合、その製品に抗菌効果があると規定しています。


引用:一般社団法人 抗菌製品技術協議会(https://www.kohkin.net/antibiotic.html

 

抗菌印刷 

抗菌性のある透明のニスを紙面に印刷することで、製品の表面に抗菌の層ができ、菌を長時間増やさない(=菌の増殖を抑える)というのが抗菌印刷です。

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「抗菌印刷」を使った製品には、「抗菌SIAAマーク」が表示されます。


SIAA(抗菌製品技術協議会)とは、抗菌・防カビ製品の普及を目的とし、抗菌剤・防カビ剤および抗菌剤・防カビ加工製品のメーカー、試験機関が集まってできた団体のことです。

身近なところだと、シャープや、ライオン、ダイハツとかが所属してるみたい

 そのSIAA(抗菌製品技術協議会)が制定したシンボルマークが「抗菌SIAAマーク」。抗菌性・安全性・適正な表示(抗菌剤の種類、加工部位を明示しているか)の3つの基準を満たした製品に対し、表示されます。


参考:https://www.kohkin.net/siaa.html

 

抗菌印刷を印刷のスタンダードにしよう

全国いくつかの印刷会社で抗菌印刷の取り扱いが始まっています。

これまでの印刷では珍しかった「安心・安全」という付加価値が熱心に訴求されています。特に、食品や医薬品業界で、今後広まっていく技術だと思います。

 

アインズも印刷業界の一角として、抗菌印刷がもはや新しい技術でなく「印刷物のスタンダード」と呼ばれる未来が来るよう、商品開発を通じて抗菌商品を世の中に広めていきます。

 

アインズの抗菌印刷を使った商品アイデアをご紹介~!

①抗菌紙マスク保管ケース

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マスクの一時保管置きとしてご使用いただけるケースです。

食事など少しの間マスクを外す際に、マスクを清潔に保管できるように考えました。紙製で、いつでも清潔に使用いただけるよう、使い捨てとしています。女性だけの企画チーム「frau(フラウ)」が中心となり開発しました。

お問い合わせフォームからご連絡いただきますと、サンプルを送らせてもらいます。

②抗菌紙ファイル

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抗菌印刷を使った、オーソドックスな紙ファイルです。よく手で触れるものなので、抗菌とは何ぞや?というのを体感してみるのにいかがでしょうか。触り心地はスベスベですよ~。

こちらも、サンプルご用意しています。

 

③配達ケース

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商品の梱包時に使える抗菌の封筒や箱が欲しいなと思い立ち、開発を進めています。

私はフリマアプリをよく利用しますが、贈る側が自主的に「抗菌ケース」を選ぶことで、贈られる側に少しばかりの「心づかい」を示せるような、ホッとするアイテムを作りたいと考えています。

 

まとめ

抗菌印刷は、紙表面での黄色ブドウ球菌大腸菌などの菌の繁殖を抑制できます。
新型コロナ問題を受け、今後ますます広まっていくのではないでしょうか。
アインズでは抗菌印刷製品をたくさん作っていきますので、どうぞチェックください。今回紹介したものは、お問い合わせフォームからご連絡いただきますと、サンプルを送らせていただきます。


次回以降もアインズの印刷方法、SDGs関連のネタなどを紹介していきます。
引き続きよろしくお願いします!

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レジ袋有料化まとめ&今後の希望

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海洋環境や生態系に大きな影響を与える海洋プラスチックゴミ問題などを受け、7月1日からレジ袋有料化がスタートします。 

これまでのレジ袋有料化は都道府県ごとの活動に委ねられ、国としてはあくまで推進レベルにとどまっていました。また、有料化の取組を行っていたのは主にスーパーで、コンビニやドラッグストアなどの業種には広まっていませんでした。

 

7月からの有料化義務付けの内容をまとめました。

 

 

 

対象となるの事業者は?どんな袋?

事業者

対象となる事業者は、スーパーやコンビニ、ドラッグストア、書店、服屋、スポーツ用品店おもちゃ屋など、すべての小売店個人の小さいお店も入ります。
また、小売を主な業態としていない場合、例えば、美容室で美容グッズをお客さんが購入する、といった状況も有料化の対象になります。

スーパーのお買い物では、マイバッグを使い慣れている人も多くおられるでしょうけど、ドラッグストアなどではつい忘れてしまいそうですね(汗)

対象となる袋は?

対象となる袋は、購入した商品を持ち運ぶために用いる、持ち手のついたプラスチック製レジ袋
対象外なのは、服屋の紙製ショッパーや、クリーニングの袋、スーパーで生鮮食品を入れる透明袋、景品を入れるための袋など、商品の保護を目的とした場合ですね。

 

また、プラ製レジ袋でも、以下の3つ要件に該当するレジ袋は対象外です。

  1. プラスチックのフィルムの厚さが50マイクロメートル以上のもの
  2. 海洋生分解性プラスチックの配合率が100%のもの
  3. バイオマス素材の配合率が25%以上のもの

出典:経済産業省https://www.meti.go.jp/policy/recycle/plasticbag/plasticbag_top.html

1は耐久性が高く繰り返し使用することが可能、2や3は環境にやさしい素材でできている、ということを理由に対象外となっています。ただし、これらを提供するにあたっては、消費者が他のプラスチック製レジ袋と区別できる必要があり、表示を付けなければなりません。

 

レジ袋の価格は、各お店が決めることになっていて、1円以上ならOKです。「商品価格を値引きすること」や「ポイントを付加すること」は有料化に当たりません。

 

滋賀県のレジ袋利用状況は?

私たちアインズ本社の所在地である滋賀の状況はどうなのか、気になって調べてみました。

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滋賀県では、2013年からの「滋賀県におけるレジ袋削減の取組に関する協定」により、既に相当数のスーパーでレジ袋が有料化されています。

その結果、2016年の調査では、すでに有料化を実施しているスーパーや一部生協でのレジ袋平均辞退率が約90%にのぼるとの結果が出ています※。

現在コンビニ、ドラッグストアなどでの導入はまだですが、今後マイバッグの導入がスムーズに進んでくれればいいなあと思います。

環境省「レジ袋に係る調査(平成28年度)」より

http://www.env.go.jp/recycle/yoki/c_1_questionnaire/shoppingBagH28.html

 

個人的に、今後の希望。

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レジ袋を使わなくても商品を持ち運びしやすいように、商品パッケージの形状が進化していくのではと期待しています。マイバッグでの持ち運び易さを高めるため、サイズが小型化するとか。商品と袋が合体してしまって、商品自体に持ち手がつくとか。

 

マイバッグもいろいろな商品が出てくると思います。

セブンイレブンでは、さっそく3月から環境配慮素材を使用したエコバッグが発売されていますね。私は自転車通勤でコンビニ弁当をレジ袋に入れて会社に行くのですが、結構な確率で寄り弁になってしまうので、このエコバッグを購入検討中です。

7premium.jp

 

また、手作りマスクの広がりで、消費者のクラフト作業へのハードルが低くなっている昨今ですので、マイバッグが次なる手作りアイテムとして色んなところから推進されるのではないでしょうか。

 

 アインズでの当面の取り組み

有料化後も無料配布OKのプラスチック製レジ袋(プラスチックのフィルムの厚さが50マイクロメートル以上で、繰り返し使用を推奨されるレジ袋)に付ける、表示シールを提供することにしました

 

アインズは脱プラスチック社会の応援を行なっています。

印刷会社として「プラスチックはダメ!紙へ置き換えよう!」ということをゴリ押しするだけでなく、みなさまの脱プラスチックへ向けた、変化の過程に寄り添えるようにしたいと考えております。

有料化を見越して、袋の発注量を調整されていらっしゃった事業者の皆さまが多かったと思いますが、コロナの影響で予定使用量が減少し、袋の在庫が余ってしまい困っていると相談をいただいていました。そこで、一時的な表示シールを通して、いま既に作ってしまったプラスチック性レジ袋の有効活用にも取り組んでいきます。 

この表示シールは今後ECサイトで販売予定で、続報はまたブログに投稿します。

よろしければ引き続きチェックくださいね。

 

次回以降もアインズの取り組みや関連情報を紹介していきます。 
引き続きよろしくお願いします。

 

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